本書の学びからレポートを作成したところ、提案の成約率が向上し、私の作成したレポートが社内のフォーマットになった。

読んだ本は?
書く技術・伝える技術 (スーパーラーニング)
【この本を読んだ人】
年齢: 33歳
性別: 男性(会社員)
業界: 観光業(20人~50人規模)
職種: WEBマーケティング

わたしが「書く技術・伝える技術 (スーパーラーニング)」を手に取った理由

とあるYouTuberがこの本を紹介していたのを見て、基本の伝え方・書き方から学んでみようと思いました。

営業の時に先方に提案レポートを作成するのですが、なかなか提案が先方に刺さらなくて悩んでいた時期があります。

上司や先輩もレポート作成が上手いとも言えず、誰に相談していいのか分からない状態でした。

ですが作成したレポートの内容自体は間違っているとは思えなかったので「伝え方が悪いのではないか。」と思っていました。

そんな時にYouTubeでこの本について解説されていたので、興味を持ったのがきっかけです。

「書く技術・伝える技術 (スーパーラーニング)」を読んで活きたこと

先方に提案する時に作成するレポートが格段と分かりやすくなりました。

この本を読んだときは新人として入社した時でした。直属の上司からレポート作成を学びましたが、内容がとっ散らかっていて「で結局何を言いたいのか?」といった状態でした。

そのレポートは会社のフォーマットとなっていたので、何の疑いもせずにレポートを作成して、敗戦して帰ってくるの繰り返しでした。

後で自分なりに分析してみると、直属の上司はかなり優秀な方だったので、だからこそ重要でない細かい所にまで気づいてそれら全てをレポートにまとめていたのが、分かりにくいレポートの原因だったのではないかと思います。

この本を読み、まずその上司の教え、会社のフォーマットをいったん忘れることにしました。

「誰がこのレポートを読むのか」といった根本の所から考えるようにしました。いうまでもなく、提案レポートを読むのは、提案を受ける見込み顧客(私たちの場合は時間がなく忙しい経営者)なのですが、新人の頃は上司のダメ出しを避けるために「上司に気に入って貰えるレポートにしないと。」といった意識が強く、アホ真面目に会社のフォーマットにしたがってレポートを作成していました。

しかし、読み手を意識すると、以前までのレポートは自社の自己満のようなレポートだと分かりました。

まず以前のレポートは「総論」と「各論」の整合性が合っていませんでした。他社でも提案を受けるときによく見かけるのですが、あれもこれも提案したいあまり、思いつく要素を詰め込んでしまって、総論とまったく関係のない各論を展開してしまっていました。

まずは筋の通ったレポート作成のため、重要でない要素の取捨選択をして、できるだけシンプルで分かりやすいレポートを心がけました。次に各論のタイトルで何が言いたいか分かるようにしました。

以前までは、各論の中でまったく関係のない内容を書いていました。しかし私たちにとっての読み手である「時間がなく忙しい経営者」にとって、細かい内容まではじっくり読むことはできないだろうと考え、各論のタイトルだけで何が言いたいか分かるように工夫しました。

以上のことを意識して作成する事により、最終提案の成約率は向上しました。それだけでなく、以前のレポートのフォーマットは廃止となり、私の作成したレポートが新しくフォーマットとして使われることとなりました。

こんな人におすすめ!

・新入社員

書籍情報

著 者 倉島 保美 (著)
発売日 2019/6/24
出版社 あさ出版
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