「世界が広がった。」偏見や慎重を克服するための具体的な戦略や思考ツールが提供されている。

読んだ本は?
書く技術・伝える技術 (スーパーラーニング)
【この本を読んだ人】
年齢: 30歳
性別: 男性(自営業)
業界: 小売業(5人~20人規模)
職種: 営業

わたしが「FACTFULNESS(ファクトフルネス) 」を手に取った理由

以前からベストセラーとしてこの本を知っており、特定の仕事にかかわらず考え方そのものがあらゆる物事を考える参考になるとの知人のレビューを聞いていました。

私は以前から仕事上の判断をする際にその時は正しいと思っていても、あとから考えるとあいまいな判断や、経験則のみに頼った判断をしていたということが多く、自営業のためそれらを改めてくれるような上司のような存在もありません。

そのような仕事上の判断の参考になればと思いこの本を購入しました。

「FACTFULNESS(ファクトフルネス) 」を読んで活きたこと

『FACTFULLNESS』は私たちの世界観や認識に関するバイアスについて取り上げています。

本能から呼び起こされる視点や感情に囚われず、客観的なデータや事実に基づいて世界を見ることを強調しています。

私は仕事においてデータと事実に基づいた決定が重要であること実感していながら、焦りや希望的な観測から間違った判断をしてしまうことが多々ありました。

なぜそのような判断をしてしまうのか、その理由が作者の体験例とともにわかりやすく記載されており論理的に理解することができました。

また、データを正確に分析して客観的な判断を下すことの重要性を再認識することができました。

仕事において判断材料となるデータをしっかりと集め、分析することが大事なのだと考え方の指針ができました。

本書では世界の進歩や改善についても詳しく取り上げられています。メディアでの断片的な情報から世界は悪い方向へ向かっているのではないかという考えておりましたが世界は着実に良い方向へ向かっていることが理解できました。

私は仕事においても、ネガティブな視点に囚われず、進歩や改善の可能性に焦点を当てることが重要だと考えています。

さらに、本書では偏見や慎重を克服するための具体的な戦略や思考ツールが提供されています。例えば、10の本能的な思考パターンを学び、それぞれに対処する方法が解説されています。

私はこれらのツールを仕事に生かすことで状況に応じた思考整理ができるようになり、より効果的な判断を行うことができました。

『FACTFULLNESS』は、私の世界を広げ、客観的な視点を持つことの重要性を教えてくれた本です。

こんな人におすすめ!

・仕事において重要な意思決定の権限がある人
・自分の考え方、判断に自信がある人

書籍情報

著 者 ハンス・ロスリング (著)
オーラ・ロスリング (著)
アンナ・ロスリング・ロンランド (著)
上杉 周作 (翻訳)
発売日 2019/1/11
出版社 日経BP
Amazon